アルバムと聞くと、プリントした写真を無造作にしきつめていくという感じがしますが、実は並べ方次第で見え方が全然変わってきます。
このページでは僕自身が作ったアルバムを見ながら、そんな魅力的なアルバムの作り方についてお話していきます。
作っていくうちに写真は撮り方よりも見せ方が大事だとという事が解ると思います。
目次
準備編
まずはアルバムを作るのに必要なものを揃えましょう。アルバムそのものとプリントした写真ですね。
写真のサイズは「L」でOKです。
写真は大きく分けて「作品」と「日常」の2つがあり、この2つの違いは「人に見せる前提」か「自分(と身内)だけが見る」かの違いになります。
このサイトでは後者の日常にスポットを当てていて、その方がよりフォトブック、ひいては写真の醍醐味を味わう事ができます。
おすすめのアルバム
次にアルバムですが、オススメはナカバヤシの3段組でL判が360枚収納出来るアルバムがオススメです。
3段組というのがポイントで、写真を並べていく際に並べ方の幅が広がるので非常に重宝し、それでいてお値段もリーズナブルになります。
プリントは「どんどんプリント」でOK
写真のプリントですが、特にこだわりがなければネットプリントの「どんどんプリント」さんをお勧めします。
今まで色んな所でプリントを試してきましたが、どんどんプリントさんが全てにおいてダントツに良かったです。(次の記事で詳しくお話します)
実践編
それでは実際にプリントした写真を並べてアルバムを作っていきましょう。
僕自身が作ったアルバムを見本にしながらお話していきます。
写真の並べ方
写真の並べ方ですが特に決まりがある訳では無いのですが、「1週間北海道に旅行した」「東京の下町を1年間撮り続けた」等、1つの行事や期間を軸にして並べるのがオーソドックスになります。
場所や行事等関係なく、撮った順番に並べていくのも面白いかもしれません。
僕も最初はそうしていて、一見様々な場所の断片が脈略無く出てくるのですが、それでも十分楽しめます。
ちょっと編集してあげると更に面白くなる。
その写真達を1枚1枚隙間なく入れていくだけでもだめな訳ではありませんが、ちょっとだけ編集してあげると更に面白くなります。
それは漫画の「コマ割り」に似ていて、漫画のコマというのは全て同じサイズで真四角に割られている訳ではありません。
特に見せたいコマは大きく割いたり、動きのあるシーンはコマを斜めにしたりと、色んな工夫がされています。
それと同じ事をアルバムでする事も可能で、その方が1枚1枚の写真が面白くなります。
具体例を挙げるとこんな感じ 神楽坂通りの写真で説明します
口だけで説明するのもあれなので、作例と共に説明していきます。
昔に京都の「神楽坂通り」という通りを歩いた時の写真をご覧ください。
スタートです。
漫画で言えば「扉絵」的な役割です。サイズはL判のみですが、こうやって1枚しか配置しない事によって扉絵っぽくなります。
1ページに6枚の写真を入れる事が出来るのですが、スペースを有効に活用する事でかえって1枚の写真が際立ちます。
3段組のアルバムだと並べる位置もズラしたりでき、見せ方の幅がかなり広がります。
写真の並べ方を考えている時はかなり楽しい時間です。ちなみに京都の神楽坂通りは東京のそれとは違って普通の住宅地です。
6枚入る所を2枚しか入れないというのは何とももったいない話ですが、写真の引き立ち方がかなり変わってきます。そして最後をページの右側で終わらせると、次のページから新しいテーマを始める事が出来ます。
この調子で最後のページまで行ったら、1冊のアルバムが完成です。
後は本棚にいれて熟成させるだけ
アルバムが完成したら本棚にいれてしばらく放置しておきましょう。
写真は時間が経つにつれてどんどん熟成されていきますから、忘れた頃に見るくらいで丁度良いです。
出来立ての頃は1枚1枚の写真がまだ目新しいので驚きもありませんし、むしろ「なんだこの写真は!?」というものも多いと思います。
しかしそういう写真こそ熟成した時に見え方が随分と変わっているに驚くでしょう。
そして写真歴が長くなるほど、年代物が増えていくという感じになります。
次はこのページでも少し触れたどんどんプリントさんについて詳しくお話していきたいと思います。
僕自身も写真のプリントに関しては色んな所を試した結果、どんどんプリントさん一択になりました。
次の記事↓
本気でお礼のメールを送ろうと思ったくらいです ネット上にはたくさんのネットプリント会社が存在します。 あまりにたくさんすぎてどれを選べば良いのかが解らずに困惑し…
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